新しい街に着いた最初の数週間、多くの人が同じことを感じます。人はたくさんいるのに、知り合う方法が分からない。
旅行でも留学でも駐在でも同じです。現地の人と自然に知り合えるのは、学校や職場のように「毎週同じ人と会う場所」がある人だけ。それがないと、何か月経っても行動範囲が変わらないまま、ということが起こります。
このページは、パリで暮らす日本人、これから来る日本人のためのガイドです。日本人が集まる場所、日本文化に触れられる場所、そしてフランス人と実際に知り合う方法をまとめました。
パリに着いたばかりの人がまず戸惑うのは、日本人が「どこにいるのか分かりにくい」ことです。ロンドンやニューヨークのような明確な日本人街はありませんが、日常的に日本語が聞こえるエリアはあります。
その中心が、オペラ/ピラミッド周辺のサンタンヌ通り(rue Sainte-Anne)です。ラーメン店や定食屋が並び、昼どきには行列ができます。ホームシックになったとき、多くの在住者が最初に向かう場所です。
パリ在住の日本人と日本好きのフランス人に50年以上愛されてきた店。2フロアに味噌、煎餅、米、麺類などが揃い、スタッフは日本語でも相談に応じてくれます。
1977年サン=トノレ通りで開業、1992年に現在地へ移転。神戸創業のジュンク堂系列で、パリで初めて日本語の漫画を輸入した書店です。書道や篆刻のワークショップも開かれています。
展示、映画上映、茶道や書道のワークショップが定期的に開催されています。フランス人の来場者が多く、日本に関心のある現地の人と自然に接点が持てる場所でもあります。
実際に会う前に、まず情報が集まっている場所を知っておくと動きやすくなります。
在仏日本人向けの掲示板MixBには、パリのサークル情報や友達募集、イベント告知が日々投稿されています。同様の掲示板としてジモモパリやkaigai-bbsもあり、住まいや仕事の情報と並んで交流の募集が載っています。
SNSでは、20代から30代の在仏日本人が集まるパリヘイセイのようなコミュニティがInstagramやDiscordで運営されており、カフェ会や大きめの交流会が定期的に開かれています。
これらは「探せば見つかる」場所です。逆に言えば、自分で探して自分で連絡を取る必要があります。次の項目は、そこから先の話です。
ほかにも、日本語や日本文化の講座を行う文化団体、年に一度パリ北部で開かれる大規模イベント「Japan Expo」など、日本とフランスが交わる場は思っているより多くあります。
ここが、多くの在住日本人が見落としている点です。パリには日本語を学んでいるフランス人が数多くいます。
パリの複数の大学にも日本研究の課程があります。さらに、大学に通わずに独学している人、アニメや映画をきっかけに学び始めた人、日本で働くことを目標にしている人が、その何倍もいます。
あなたと話したいと思っているフランス人は、すでにこの街にいます。問題は、その人たちとどこで出会うのかということだけです。
パリに来て「フランス人の友達ができない」と感じる人は少なくありません。理由はいくつかあります。
ひとつは、国際交流イベントでは共通語が自然と英語になってしまうこと。参加者の多くが共有している言語なので当然ですが、フランス語を練習したい人にとっては目的から遠ざかります。
もうひとつは、大きなイベントでは会話がすでに始まっていて、途中から入りにくいこと。知り合いがいない状態で人の輪に加わるのは、言語の問題以前にハードルが高いものです。
そして三つ目に、日本人同士のコミュニティは居心地がよく、そこで完結してしまいやすいということ。これは自然なことですが、現地の人と知り合う機会は自分から作らないと生まれません。
問題ありません。むしろ、話せない段階でこそ来る価値があります。教科書で学ぶフランス語と、カフェで実際に交わされるフランス語は速さも表現もかなり違います。相手はあなたが学習中だと分かっているので、ゆっくり話してくれますし、通じなければ言い換えてくれます。完璧な文を作ろうとするより、単語を並べてでも伝えようとするほうが早く上達します。
これは在住者が最もよく口にする悩みです。街中では、あなたが詰まった瞬間に相手が英語に切り替えてしまうことがよくあります。親切心からですが、練習の機会は失われます。言語交換の場ではこれが起きません。参加しているフランス人は日本語を学んでいる側でもあるので、お互いに「相手の言語で話す時間」を必要としているからです。
大学や職場に所属していればそこが起点になりますが、そうでない場合は意識的に動く必要があります。サンタンヌ通り周辺の店、日本文化会館のイベント、日本関連の展示や上映会などが接点になります。日本語を学ぶフランス人が集まる場も、結果的に日本人同士が知り合う場になっていることが多くあります。
参加者の大半が一人で来ています。知り合い同士のグループができていて入りづらい、という状況にはなりません。4〜6人という人数は、全員が話す時間を持てる一方で、黙っていても不自然にならない大きさです。
Furamori以外にも、パリには言語交換の場がいくつもあります。目的や雰囲気が違うので、いくつか試してみて自分に合うものを選ぶのがいちばんです。
パリ最大の国際交流グループがいくつもあり、数千人規模の会員を抱えています。人数が多く出会いの数は多い一方、共通語が英語になりやすく、会話の輪に入るタイミングは自分で見つける必要があります。
仏英・仏日などの交流会を定期的に開催。テーブルごとに15分ごとに言語を切り替える形式で、6〜8人程度のグループです。案内は主にInstagramで告知されます。
毎週のワークショップや文化的なイベントを開催する学生アソシエーション。年齢もレベルも問わず参加でき、仏日セクションもあります。遊びの要素を取り入れた進行が特徴です。
パリだけで数千人が登録しています。相手を選べる自由度は高い一方、実際に会うまでに時間がかかり、語学目的ではない相手に当たることもあります。
それぞれ性格が違います。大人数の中で自分から動くのが得意な人はMeetupが向いていますし、決まった形式で回していきたい人には交替式のイベントが合います。Furamoriは、4〜6人で腰を据えて話したい人、そしてネイティブが必ずいることを確実にしたい人のための形です。
友達作りには、実は順番があります。いきなり「友達を作ろう」とすると難しいのですが、先に繰り返し会う場所を確保すると、友人関係は自然に生まれます。
一度きりのイベントで意気投合しても、連絡先を交換したまま終わってしまうことは珍しくありません。反対に、毎週同じ時間に同じ場所へ行くようになると、三回目あたりから「また来たね」という関係が始まります。学生時代に友達ができたのは、気が合ったからというより、毎日顔を合わせていたからです。
パリで日本人の友達を作りたい場合、現実的な選択肢は三つあります。掲示板やSNSで募集に応じる方法、日本文化に関わるイベントに通う方法、そして日本人とフランス人が混ざる交流会に定期的に参加する方法です。
三つ目には副次的な利点があります。日本人だけの集まりでは日本語しか使いませんが、混ざった場では日本人の知り合いとフランス語の練習相手が同時に増えます。パリに来た目的がどちらであっても無駄になりません。
パリ在住の日本人と一口に言っても、状況はかなり違います。交換留学生、大学院生、ワーキングホリデー、駐在員とその家族、フランス人パートナーと暮らす人、現地で働く人。滞在期間も、フランス語のレベルも、求めているものもそれぞれです。
ただ、多くの人が同じ段階を通ります。最初の数か月は手続きと生活の立ち上げで手一杯になり、少し落ち着いた頃に「日本人の知り合いはできたけれど、フランス人の友達がいない」と気づきます。
これは怠けているからではありません。日本人コミュニティは情報が早く、言葉の負荷もなく、単純に居心地がいいからです。自然にそちらへ寄っていきます。
問題は、その状態のまま一年、二年と過ぎてしまうことです。フランスに住んでいるのに、生活の中身が日本語で完結してしまう。帰国してから「もっとフランス語を話しておけばよかった」と言う人はとても多く、後から取り返すのが難しい部分でもあります。
防ぐ方法はひとつだけで、意外と単純です。週に一度でいいので、フランス語を話す予定をカレンダーに固定してしまうこと。意志の力ではなく、予定として組み込むほうが続きます。
パリで暮らしていると、語学の問題と人間関係の問題が実は同じものだと気づく瞬間があります。フランス語が上達しないのは教材が悪いからではなく、話す相手がいないからです。そして友達ができないのは性格の問題ではなく、出会う場所がないからです。
この二つは、同じ場所で同時に解決できます。あなたが日本語を話せるという事実は、パリでは想像以上に大きな価値を持っています。日本語や日本文化を学んでいるフランス人にとって、あなたは「たまたま出会った外国人」ではなく、ずっと会いたいと思っていた相手だからです。
交流会を続けていて毎回思うのは、初めて会った人同士が、言語そのものよりも文化を通じて先につながってしまうということです。好きな映画、食べ物、育った町の話。単語が足りなくても、共通の関心があると会話は勝手に進みます。言葉は、そのあとから付いてきます。
Furamoriは、毎週パリのカフェで少人数の交流会を開いています。日本語を学んでいるフランス人と、フランス語を練習したい日本人が、同じテーブルにつきます。
4〜6人の小さなグループなので、大きなイベントのように会話に入れないということは起きません。テーブルには必ず両方の言語のネイティブがいます。参加者のほとんどは一人で来ますし、フランス語がほとんど話せなくても問題ありません。
そしてここでは、日本語を話せることが弱みではなく、相手があなたに会いたいと思う理由になります。
日本語、あなたのレベル、空いている曜日。プロフィール写真も自己紹介文も不要です。
バランスの取れた6人グループ。テーブルには必ず日本人ネイティブがいます。
前日に日時と場所をお知らせ。お店に入れば、テーブルがもう待っています。
あなたのテーブルはこんな感じになります。
内向的な人にもぴったり
テーブルで一番社交的な人である必要はありません。メンバーのほとんどがそうではありません。グループは少人数なので、誰もが気軽に参加できます。
世界中で愛されています
メンバーの何人かがレビューを残してくれました。
“初めてのフラモリの集まりは本当に楽しかったです。いろんな背景を持つ親しみやすい人たちに出会い、会話が自然に弾みました。グループが小さいのでプレッシャーもなく、また参加します!”
“I had such a wonderful time at my first Furamori meetup. I met friendly folks from different backgrounds, and the conversations just flowed naturally. The groups are small enough that there's no pressure. I'll come again!”
“I tried twice to practice my English and I had a great time both times. There were no awkward silences, and it was interesting to meet people from different backgrounds.”
“J'ai essayé deux fois de pratiquer mon anglais et j'ai passé un super moment les deux fois. Il n'y a pas eu de silences gênants, et c'était intéressant de rencontrer des gens d'horizons différents.”
“This is a great platform. You're helping loads of people cope with loneliness in this fast paced, isolated world, which is something I admire and respect. Thank you for creating it. The world becomes small once we start connecting with people, and Furamori helps us do exactly that.”
“初回から本当に居心地がよかったです。小さなグループ、優しい人、そして毎週フランス語を続ける本当の理由。”
“Felt at home from the very first session. Small group, kind people, and a real reason to keep practising French every week.”
“I'd lived here for years and wanted to make new friends. Furamori is a relaxed way to meet people, and I prefer the smaller groups since the conversations go deeper.”
“Je vis ici depuis des années et je voulais me faire de nouveaux amis. Furamori est une façon détendue de rencontrer du monde, et je préfère les petits groupes car les conversations vont plus en profondeur.”
“I'd tried apps for months and barely improved. One session at Furamori taught me more about how French is actually spoken than weeks of solo practice.”
“グループの多様性がとても好きです。いろんな国のネイティブスピーカーと学習者が一緒です。”
“I love how mixed the group is. Native speakers from different countries, plus learners. Every session feels different.”
“As an introvert, I was scared at first. But the group is so small there's never pressure to perform, only to listen, smile, and try a few words.”
“En tant qu'introvertie, j'avais peur au début. Mais le groupe est si petit qu'il n'y a jamais de pression, juste écouter, sourire, et essayer quelques mots.”
★★★★★ 200+ 名の語学好きがすでにFuramoriのテーブルに参加しました
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